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2012年11月24日 (土)

大滝秀治さん

大滝秀治さん
大滝秀治さんは自分がもっとも尊敬し、大好きな役者さんの内の一人です。

役者を始める前は「個性的なじいさんだな」としか思ってませんでした。

役者の世界に入ってから日本の映画をむさぼるように見始め、素敵な役者を探し、先輩役者さんの芝居を盗もうとしてきましたが、ここ数年で一番の衝撃的な出合いは大滝秀治さんだと思います。

大滝秀治さんの芝居の凄さに自分は大いに魅了され、こんな素敵な芝居をする役者さんが居たことに気付いて、とても感謝の気持ちと尊敬の気持ちと嬉しさでいっぱいでした。

それは今も変わりません。

大滝秀治さんの魅力は特に、並外れたスイッチの切り返し、他にはない絶妙なテンションの持っていき所、そして独自の間の取り方と台詞まわしだと思います。

普通に観てたら「面白い」で終わってしまうかもしれませんが(役者を始める自分がそうであったように)
でも同業者として、あの芝居はとてもやろうと思って出来る芝居ではありません。

自分から見たら化け物です。

物真似ならある程度出来るかもしれませんが、台本を渡されてあの大滝秀治さんの演じる役の芝居を作りあげるなんて尋常ではありません。

毎回どの芝居を観ても

「そこでそう持っていくか!」

「その台詞をその言い回しで言うか!?」

と驚きの連続で、「この人にはかなわない」と思うと同時に口元はいつも嬉しさと興奮で笑ってます。

あれはそうとう役と台詞を自分の中に入れ、自分の中で膨らませ、そうとうな経験がないと出来ない事と思います。

勿論それ以外にも要素はたくさんあるのですが、それを分かっててもなかなか出来ないのが自分みたいな若輩の役者です。

今の自分が尊敬する好きな男の役者は、亡くなった方が多く、渥美清さん、三船敏郎さん、加東大介さんなど。

そしてついに先日大滝秀治さんもお亡くなりになってしまい大変ショックです。

直接知っている方では無いので、お知り合いの方々とは失礼ながら違ったショックの受け方なんですが、一度でいいから直接、演者として大滝秀治さんの芝居を肌で感じて勉強したかった。その機会が永遠に失われたのが一番ショックだったかもしれません。

大滝秀治さんの芝居を直接観ようと舞台にも何度か足を運びました。

大滝秀治さん
このblogでも何度か大滝秀治さんをネタに好きな田中邦衛さんとのトーク式blogを書いた事もありました。

その時のblogはこちらです→

*『2010年Wカップ決勝対談〜田中邦衛さん・大滝秀治さん〜』→http://ganbareyamatanisan.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/w-2e1e.html

*『田中邦衛さん・大滝秀治さん夢の対談partⅡ』→ http://ganbareyamatanisan.cocolog-nifty.com/blog/2010/09/post-e604.html

ここで皆さんにも大滝秀治さんの素晴らしさを少しでも知っていただきたく、それが少しでも大滝秀治さんの供養になればと自分が好きな大滝秀治さんの出ている映画ベスト3を紹介します(特に大滝秀治さんが自分好みの芝居をしている作品)。

順位は付けにくいのでアイウエオ順で。

*『男はつらいよ〜寅次郎夕焼け小焼け〜』
寅さんと大滝秀治さんのやりとりが最高です!
この作品の大滝秀治さんの芝居を観てから自分は大滝秀治さんのファンになってしまったというこの作品!
ここのシーンの大滝秀治さんの芝居は寅さんを見事に食っちゃってるんですよね。
あの役所として演じる大滝秀治さんは完璧です。

大滝秀治さん

*『泣きぼくろ』
この作品はもしかしたらDVDで出てないかもしれません。
自分はVHSで観たのですが、DVDで置いてあるの見たこと無いかも。
山崎努さんと酒を飲んでるシーンは最高に好きです
あの言い回し…奇跡の芝居をなさってます(笑)

大滝秀治さん

*『 病院坂の首縊りの家 』
金田一シリーズの中でもこの大滝秀治さんが一番好きです。
基本、大滝秀治さんの弾けてる芝居が好きなんですね。
田舎の警官役なんですが、あの抜きに出た芝居のパワーとテンションがドキドキする作品の中で僕を笑わせてくれます。

大滝秀治さん

大滝秀治さんの出演映画作品を全て見ているわけではないので、まだまだ魅力的なお芝居をされてる作品はあると思うのですが、とりあえず20本は観ているであろう大滝秀治さんが出ている作品から選びました。

雑誌か何かで大滝秀治さんの特集を組む事はないのでしょうか?

もうこの世に居ないと思うと本当に悲しいですが、これからもたくさん大滝秀治さんの作品を観て勉強させて頂くのが、自分に出来るせめてもの供養になればと思います。

大滝秀治さん、今まで、そしてこれからも、有り難うございます。


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